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【CATCH THE ATHLETE】アイリッシュアラン乗馬学校/神村 ひより

2018/11/09 04:40


「自分が馬に合わせる」スタイルで
華麗に躍動する美少女ライダー

撮影:Ryosuke KAJI

人馬が一体となり、華麗なステップを見せる馬場馬術。演技の正確性と美しさを競う種目で、“規定演技”と、各自で構成し音楽に合わせて行う“自由演技”があり、フィギュアスケートにも似ている。重要なのは馬の能力と、それを引き出す選手の技術だ。

神村ひより選手は、175cmの長身を生かして大型の馬にも乗れる期待の星。18歳にして昨年の全日本優勝馬を乗りこなし、8月の全日本ジュニア馬場馬術大会 ヤングライダー選手権で優勝した。馬に合わせて柔軟に対応できるのも彼女の強み。

「自馬を持つ選手もいますが、私は毎年乗る馬が違うので、大会までの4~5カ月で自分を馬に合わせて調整します。馬を信頼して、自分の方程式は持たず、馬の反応に合わせていくスタンスです。今乗っている2頭だと、バリシュニコフは元競走馬で細身で小柄、ラムゼスは首が太くがっしりしていて、乗り方を変えないと対応できないんです。どの馬も大好きですし、いい経験になっています」。

ジュニアで2連覇し、今年はクラスを上げての出場。プレッシャーもあったが「期待される方がモチベーションになって、もっと頑張ろうと思えるんです。ポジティブだねってよく言われます。目標に向かって諦めずに挑む強さも、試合を重ねる中で身に付きました」。

現在は東京から高速バスで御殿場の乗馬クラブに通う。「学校が休みの日はずっと馬と触れ合い、馬にかけられるだけの愛情をかけ、コミュニケーションをとっています。丁寧にブラシをかけたり、首をポンポンと触って、感謝を伝えるのも欠かせません」。アイリッシュアラン乗馬学校の下田恒裕校長や、コーチの下田ますみ先生、日本代表の林伸伍選手からも指導を受け、技術や練習方法など吸収している。

堂々とした騎乗姿そのままに、芯の強さを感じた。卒業後は本格的に馬術を極める予定の彼女に、より高みを目指してほしい。

PROFILE
じんむら ひより
2000年生まれ。東京都出身。2016年・2017年の全日本ジュニア馬場馬術大会ジュニアライダー選手権で2連覇、第35回全日本ジュニア馬場馬術大会2018ヤングライダー選手権 優勝。東京アスリート認定選手

今後のスケジュール <活躍をチェック!>
12/15(土)~16(日)
CDI Gotemba 2018
国際馬場馬術大会
(御殿場市馬術・スポーツセンター)

アイリッシュアラン乗馬学校
www.irish-aran.com/
日本馬術連盟ホームページ
www.equitation-japan.com/

もっと好きになる 馬場馬術入門

初めて見るなら、まず自由演技から

「選手それぞれに個性も出ますし、馬の動きと音楽がマッチしたときの芸術性を楽しんでいただきたいです。個性といえば服装も、選手ごとに統一カラーを使うなど工夫しているので、女性は洋服に着目しても楽しいと思います」

上級者は“練習馬場”にも注目を

「慣れてきたら、本馬場に入る前の練習馬場で、選手が準備をする様子を見るのも面白いと思います。“この選手はこういう準備をしているので、こんな素晴らしい演技ができるんだ”というのが目に見えて分かるので、おすすめです」