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【CATCH THE ATHLETE】セントラル目黒/2020東京五輪特別強化選手 畠田 瞳

2018/08/31 04:17


パワフルかつ美しく、正確な演技で躍進
日本体操界のニューヒロイン

4月の全日本選手権、5月のNHK杯で表彰台に上り、世界選手権女子代表候補に。段違い平行棒は現在、日本でトップ。今最も輝くアスリートの一人だ。

「去年、補欠で終わった悔しさが今につながっています。試合に向けて“これだけやって代表入りできなかったら悔しい”と思うくらい練習量を増やし、練習の仕方、気持ちの持ち方も変えて臨みました」と振り返る。本番と同じ状況を作って自分にプレッシャーをかけながら練習をしたり、海外遠征で緊張感ある試合の雰囲気に慣れるようにもした。コーチである母・友紀子さんは一番の理解者。「母も選手として経験を積んでいるので相談できますし、NHK杯でも直前まで声をかけてもらい、安心して演技できました」

学校がある日の練習時間は、1日4時間。休みはほぼゼロ。「練習はしんどいですが、嫌いではないです。頑張った分、結果につながります。どんな状態でも試合で自分の演技ができるよう、練習の日は1日も無駄にしたくないんです」。そんな彼女の武器は「ミスなく細かい減点も少ない演技ができる“安定性”」。先の大会でも、質の高い演技と豊かな表現力で精彩を放った。積み重ねてきた練習の賜物だ。

世界選手権に向けては「まだ代表候補の段階なので、日々の練習や試技会、試合を大切にして、確実に代表入りしたいです。段違い平行棒は離れ技を一つ加えたり、ひねり系の技をプラスして、海外選手と戦えるレベルまで上げ、種目別決勝に残れたらと思います」。

東京2020大会に向けた代表合宿も始まっている。「外国人コーチもいるので、教えてもらえることの幅が広がりました。トップアスリートの試合の運び方や、練習方法も勉強になります」。妹の千愛さんと姉妹そろっての五輪出場も期待される。きっと努力は裏切らない。世界の舞台で輝く笑顔を見せてほしい。

PROFILE
はたけだ ひとみ
2000年生まれ。東京都出身。2018個人総合W杯・イギリス大会5位、2018年全日本体操個人総合選手権 3位、2018年 NHK杯体操 個人総合3位、2018年オランダ女子国際 団体総合優勝、段違い平行棒優勝

今後のスケジュール <活躍をチェック!>
10/25(木)~11/3(土・祝)
第48回世界体操競技選手権大会(カタール・ドーハ)
11/23(金・祝)
2018体操個人総合スーパーファイナル(高崎アリーナ)

日本体操協会ホームページ
https://www.jpn-gym.or.jp/

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得点は、技の難しさを示す“Dスコア”と出来ばえ点“Eスコア”の合計で算出され、ラインオーバーやタイムオーバーで減点される。現在の採点規則ではEスコアが重視され、高難度の技を入れても、美しさや雄大さがなければ高得点にはならない。

演技で魅せる“表現力”に注目を

「ゆか、平均台はダンスの要素があるので分かりやすいと思いますが、跳馬や段違い平行棒でも表現力は必要だと思います」。曲に合わせて表情まで意識したゆかや、跳馬での美しい伸身姿勢など、彼女の演技がそれを物語っている。