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【エコと暮らし】都心部でも 人と生態系の関わりを

2018/04/06 04:06


Vol.24 生態系を育むビオトープ

エコプラザのビオトープ。池のメダカ達も寒さに負けずに冬を乗り越え、春にまた元気な姿を見せてくれるように、ぜひ皆さんで温かく見守ってください

少し前まではあまり耳慣れなかった「ビオトープ」という言葉。最近は一般に広く使われるようになりました。ドイツ語で生物を表す「ビオ(Bio)」と場所を表す「トープ(Top)」との合成語で、“野生動植物が生息する空間”を意味します。ビオトープには、森林・湖沼・河川・湿地・草地、岩場や砂地などで生態系が保たれている自然なものと、人為的に造り出したものとがありますが、日本では後者の意味として使われることが多いようです。

港区立エコプラザには、小さなビオトープがあります。都心に人為的に造られた空間ですが、さまざまな植物が四季折々の表情をみせ、池では在来種のメダカ達の小さな命が育まれています。開館10年目の今、生態系のバランスもとれ、生き物達のライフサイクルが回り出しています。

都市部では、環境破壊や汚染の問題が深刻視されることが多いのですが、そのような中でもちょっとした努力や工夫で、小さくても生き生きとした自然環境が育まれるようになるのです。大きくても小さくても、自然の物質循環がスムーズに進んでいる環境に接したり囲まれたりすると、人間も本来は生態系の中にいる生き物なのだと、実感できるような気がしませんか。

日常を豊かにしてくれるビオトープですが、最近では外来種の侵入により、地域の本来の生態系バランスが崩れるという問題も起きています。私達日本人が、長い歴史を共に歩んできた魚や昆虫や草花などは、私達の手で大切に守り育み、次世代に伝えていきたいものですね。

このコラムは…
「エコプラザ」のスタッフが、社会や環境を美しく豊かにするため、エコと暮らしに関わるさまざまな情報を紹介します

問い合わせ
港区立エコプラザ 東京都港区浜松町1-13-1
TEL:03-5404-7764/開館時間9:30~20:00
休館日: 第4月曜および年末年始(12/29~1/3)
※第4月曜が祝日のときはその翌日
詳しくはhttp://minato-ecoplaza.net/