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【CATCH THE ATHLETE】東亜学園高等学校・川村 京太

2017/12/15 12:05


一瞬の攻防に目が離せない!
スピードが持ち味の、若き剣士

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11月、フェンシングW杯男子フルーレ団体で、日本が銅メダルを獲得した。鮮やかな剣さばきで、緊迫感に満ちた戦いを繰り広げるフェンシング。川村選手が始めたのは小学2年から。「父が元選手なのでその影響と、北京五輪銀メダリストの太田雄貴さんに憧れて。自分からやりたいと言いました」。小・中学生時代はお父さんと二人三脚で日夜練習を積んだ。中学から頭角を現し、高校は強豪、東亜学園へ。ナショナルチーム(ジュニア・カデ)入りし、世界を舞台に戦う次世代のエースだ。

競技には、「フルーレ」「エペ」「サーブル」の3種目がある。川村選手が出場するフルーレは、中でも花形といわれる種目。先に相手へ剣先を向けた方が攻撃権をもち、相手はその剣を払ってからでなければ反撃できない。一瞬のスキを狙って剣先で相手の胴を突き、成功すれば色ランプが点灯、得点に。「相手と対峙するスポーツなので、駆け引きや剣のやり取りが難しく、また面白いところです。自分の武器はスピード。練習からスピードの緩急は特に意識しています。ただ、フェンシングで最も重要かつ難しいのは距離感です。常に相手との距離を測りながら攻撃をしかけます」。頭脳、スピード、技術、パワー、メンタル、さまざまな要素が繊細に絡み合い、実に奥深い。

中学から毎日つけている練習日記は、もう10冊程に。「文字にすることでよかった点、悪かった点がクリアになる。また、試合に向けて気持ちを高めていきやすくなります。試合前には、調子がいいときの心理状態を振り返って、試合でその感覚を持てるようにもしています」

1月にはジュニア・オリンピック・カップがある。前回はカデの部で優勝。「次はレベルが上がりますが、その中でも勝てる力をつけて臨みたい。一番の目標はオリンピックです」。東京でさらに大きく花開くよう応援したい。

PROFILE
かわむら きょうた
東京都出身。2000年生まれ。2017 アジア ジュニア・カデ フェンシング選手権大会 男子フルーレ 個人3位、JOCジュニアオリンピックカップ2017 カデの部フルーレ 優勝。平成29年度 東京アスリート認定選手

今後のスケジュール <活躍をチェック!>
第25回JOCジュニア・オリンピック・カップ フェンシング大会
2018年1/11(木)~1/14(日)
駒沢オリンピック公園体育館
ジュニア部門男子フルーレは11日(木)

日本フェンシング協会
http://fencing-jpn.jp/

もっと好きになる フェンシング入門

選手は十人十色で 戦い方に個性が

「フェンシング=スピードと思うかもしれませんが、そうではない選手も。背の高さ、スピード、パワー、それぞれが特性を生かして戦うのが面白いところ。現地観戦では剣を払い合う音、ステップ音など、迫力と臨場感も楽しめます」

闘争心を露わに戦う選手の姿も

元は剣術。選手たちは闘争心をもって相手に立ち向かう。「試合中は結構声を出すんです。点をとったときに叫んだり、悔しさを表したり。選手たちが感情をむき出しにしていく姿も、見どころだと思います」。その姿に観る者も熱くなる。