Lifestyle

三浦しをん原作の闇を色濃く熱演「お客さんの反応が一番の財産です」

2017/12/15 12:28


瑛太

171215_oedo_interview01取材・文/児玉あゆこ(サンケイリビング新聞社)、カメラマン/上田真梨子

秋から冬にかけ、映画出演作が続く瑛太さん。でも映画「光」で見せるのは、これまでにない俳優・瑛太の表情と存在感。
現在公開中の映画「光」は、三浦しをん原作、大森立嗣監督による、まほろ駅前シリーズのタッグの作品だが、狂気と野生を内に秘めた作風はまったく別物。見た人の心に何らかのツメあとを残す衝撃作。
「異色の作品ですし、わかりやすいメッセージがある訳ではないですが、お客さんがどう感じ、どう考えてくれるか。その反応が一番楽しみで、一番の自分の財産になると思っています」
映画の中で、瑛太さんは、井浦新さん演じる信之(のぶゆき)を、つらい現実から自分を救ってくれる守護神のように信頼する。「井浦さんは、自分のモデル時代からずっと憧れの存在。役柄同様、強い尊敬の念があります。美術やファッション分野の仕事もされ、何かを常に学ぶ姿勢、考えたりすることの大切さを感じます。すごい人です」と静かに、謙虚に答える。現実離れし、生死にもこだわりがない輔(たすく)を演じながら、「ただ生命として存在し、ちょっと気がふれているようなキャラクターにひかれる部分もある」とのこと。「そんな役ばかりやると、やばいんですけど(笑)」
一見、穏やかそうに見える瑛太さん。日常で怒ったり、感情をあらわにすることがあるか尋ねると、「家で子どもと向き合うと、どうしても喜怒哀楽が出ます。子どもは限りなく動物的感覚で生きていて、子どもがうれしそうにしていたら僕もうれしくなるし、叱るときはどれくらい叱ったらいいかを考える。子どもを前にすると感情の起伏が出ますね」

171215_oedo_interview02

映画「光」は新宿武蔵野館、有楽町スバル座ほかで公開中 ©2017「光」製作委員会

PROFILE
1982年生まれ、東京都出身。2002年「青い春」で映画デビュー。三浦しをん原作、大森立嗣監督のタッグでの出演は「まほろ駅前多田便利軒」「まほろ駅前狂騒曲」に次ぐ 3度目。主演映画「ミックス。」「リングサイド・ストーリー」が現在公開中。2018年NHK大河ドラマ「西郷どん」出演予定