Lifestyle

いろいろな人と接して考えることでバランス良く仕事と家庭がこなせるかも

2017/09/01 12:52


田中麗奈

170901_oedo_inta01取材・文/金綱純子(サンケイリビング新聞社)、撮影/渡辺真一、ヘアメイク・WAN(I orange)、スタイリスト/井阪恵(dynamic dynamic)

「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」。
バツイチで再婚。良きパパを装いながらも、妻の連れ子とうまくいかず、悶々とした日々を過ごすサラリーマン・信役に浅野忠信さん。信の前で、自分の子どもに爆弾発言をされる再婚相手・奈苗を演じているのが、田中麗奈さん。直木賞作家・重松清さんの小説「幼な子われらに生まれ」を、脚本家・荒井晴彦さんが映画化した。
「奈苗は男性に寄り添って生きる弱さと、母親としての強さを持ち合わせた女性。信と自分の子どもたちに仲良くしてほしいと願っているのに、信との子どもができたことで、長女・薫と信の間の亀裂が明白になってしまうんです。それが冒頭のセリフなんですが、これを聞いた奈苗は、家族を円満に保とうと必死。自分の思いが前に出てしまい、薫や信ときちんと向き合えていないんですよね」。
専業主婦である奈苗と、働きながら家事もこなす田中さんとの共通点はあるのだろうか?「自分を重ねたり、比べたりはしないので、共通点があるかはわかりません。ただ信の元妻・友佳(寺島しのぶさん)は、“働くことが優先で、パートナーは精神的なつながりがあればいい”という考え方。奈苗だって“家庭を守る”という仕事ををちゃんとしていると思うんです。どちらも正しいし、人それぞれ。私は仕事も家庭もありますが、友佳と奈苗のそれぞれの思いは心の中に存在していると思います。仕事と家庭を、バランス良くこなしていけるのは理想的なこと。だからこそ、さまざまな人と接する機会を大切にしながら、見たり、聞いたり、感じたりすることで、バランスが保てるのかなと思っています」

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映画「幼な子われらに生まれ」は8/26(土)から
テアトル新宿ほか全国公開
ⓒ2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会

PROFILE
1980年生まれ、福岡県出身。1998年映画「がんばっていきまっしょい」で主演デビューし、日本アカデミー賞新人女優賞など多数受賞。以来、数々の映画やドラマに出演。近年では映画「嫌な女」「種まく旅人〜夢のつぎ木〜」、テレビドラマでは大河ドラマ「花燃ゆ」(NHK)、「真昼の悪魔」(フジテレビ系)などがある